「第三者」による客観的な評価

開発の背景

開発の背景

1.わかりにくい文章が生む問題と損失

近年、日本語の文章能力低下が引き起こす問題を指摘する声がよく聞かれます。わかりにくい表現、間違った敬語のメールや文書が少なくない だけでなく、行政機関発行の通知物でさえ、不十分な表記で市民を混乱させ、批判を浴びるケースが起きています。背景には、メディアの電子化に伴うコミュニ ケーションの変容や、教養主義・文芸の衰退による活字離れなど多くの要因があります。また、金融機関や行政機関の通知物には、法令用語や難解な専門用語が 多用されることがしばしばです。これらの難しい文章も、生活者とのコミュニケーションを行う際に理解を妨げる要因です。

その一方で生活者の主権意識が強まり、いわゆる「お客様目線」に立ったコミュニケーションが強く求められるようになったことも、問題を顕在化させた理由の一つといえます。

2.文章改善の明確な基準づくり

これまでUCDAは、「DC9ヒューリスティック評価法」を用いてコミュニケーションデザインの評価・改善を行ってきましたが、日本語表 現については、より詳細な指摘を望む声が上がっていました。こうした要請と社会背景をふまえ、日本語部会を発足させて評価・分析方法を研究してきました。 その結果、文章改善の観点から、「DC9ヒューリスティック評価法」をさらに進めた「文章DC9ヒューリスティック評価法」を開発。「DC9ヒューリス ティック評価法」の項目「テキスト(文意)」を細分化し、9項目でユーザーの理解を妨げる要因を特定して効率的な文章改善を図ることとしました。

具体的には、帳票、パンフレット、マニュアルなどから、電子的表示画面(管面)までを対象として、弁護士、行政書士、人間工学研究者、文 章研究家、元新聞社論説委員、書籍編集者ら専門家が経験則に基づき問題点を発見。評価項目に分類しながら、問題の深さを4段階で評価するものです。

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