「第三者」による客観的な評価

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02:元原 利文(後篇)-2

●目指すのは、誰でも使える「標準化」

写真元原:では、どうしたら消費者に理解をしていただけるものになるのか。必要な重要事項とは何か、どうすれば上手に表現出来得るか。しかも導入用と契約では重要事項も違ってくるはずですから、単に一つのフォーマットをつくれば事足りるというわけではないでしょう。
勧誘のためのパンフレットでは、老後の保障、病気になったときの保障、子供の学費のための準備など、目的に合わせた導入をするために簡潔なものになりま す。いよいよ契約という場合には、将来に起こり得る紛争を予防するためにも、ある程度法律で要求されている重要事実を上手に表現することが求められます。
文章表現だけではどうしても限界がありますし、文章ばかりであれもこれもと欲張ると、どんどんわかりにくくなっていきます。そこで図表を利用するとか、 簡潔な文章を一つ加えるとか、誰もがわかりやすい手当てを考える必要が出てくるように思います。いわゆるデザインですね。図表を入れる、カラーを活用する などの工夫により、パンフレットを見れば肝心の部分はだいたいわかってくるようにして、納得の上で契約をするようにリードすることが必要です。
そのためには専門家のお知恵も拝借しながら相当な努力を要するように思います。
写真福田:まさにユニバーサルスタンダード、要するに、誰にでも使える標準化ということでしょうか。法律の世界ではそのあたりはどうお考えになっているのでしょうか。
元原:法律の場合、対象者は千差万別なのでどうしてもユニバーサルにならざるを得ません。とはいえ、適合の場面での不 都合については、やはり運用の段階で配慮していかざるを得ないだろうと思います。実際、法律の恩恵を得られないグループがあるなど、法律の欠陥は運用の段 階であらわになっていきます。そこで法律を改正して手当てをしていくことが必要になるのです。法律の改正というのは常にそういう場面をくぐり抜けながら行 われていますから、法律が10年も20年も最初につくった形のままで生き残ることはまずありませんね。

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