「第三者」による客観的な評価

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06:青木 輝勝

UCDAトーク06:06:青木 輝勝 アニメーションでコミュニケーションを創造する

●文章を書くように映像を作る

福田:青木先生が取り組んでいらっしゃる研究はちょっと難しそうですが、どんな研究なのでしょうか。
写真青木:ひ と言でいうと画像工学になりますが、画像といいましても、コンピュータで画像を扱うのと、人間が画像を扱うのでは全然話が違います。人間の場合、「百聞は 一見に如かず」ということわざがあるように、場合によっては文字で見るより絵で見たほうがわかりやすいことがたくさんありますね。ところが、コンピュータ にとって画像というものは、その中身がまったく理解できないものなのです。しかも画像は情報量がたいへん多い。実際、多くの方が電子メールでも、写真1枚 を添付するだけでものすごく通信時間がかかったという経験をしていると思います。つまり、コンピュータにとって画像はすごく扱いにくいものなのです。これ をどうにか文字のように使えるようにしたい、というのが私のライフワークです。
福田:画像は実際にどのくらい扱いにくいものなのですか。
青木:コンピュータの情報量でいうと、写真10枚はおよそ新聞の記事30年分のテキスト量にあたります。
写真福田:それが映像になるともっとすごい量になるわけですが、実際にはどういった研究をされているのですか。
青木:デジタルムービーディレクター(Digital Movie Director/以下DMD)の研究をしています。文字を打つように映像を簡単に作成できるソフトの開発です。要約すると、主語、述語、セリフと入力す るとコンピュータが勝手にアニメを作ってくれるというシステム、ということになります。
福田:絵が動く紙芝居が誰にでもつくれる、ということでしょうか。
青木:おっしゃるとおりです。我々は文章なら簡単に書けますが、映像となると作ったことがある人はほとんどいません。実際に作ろうとすると大変なことになってしまいます。文章を書くように映像も簡単に出来るようにしたい、と考えたのです。
福田:それを実現するにはどんな技術が必要になるのでしょうか。
青木:そうですね。例えば、富士山の絵があるとします。人間ならすぐに富士山だとわかりますが、コン ピュータにはまったく理解できません。だから「富士山の絵を探したい」といっても、コンピュータはそう簡単には探せません。さらに、映像が自然に見えるよ うにする技術が必要です。いろいろ難しい問題が山積しています。

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