「第三者」による客観的な評価

13:内藤純一-2

国際会計基準に能動的に関わる

写真福田:日本に世界の投機マネーを呼び込むためにはわかりやすい基準が必要ということですが、社長をしていた頃にIRでヨーロッパへ行くと、日本の会計基準では答えられない質問をうけて困ったことがよくありました。
内藤:いつ国際会計基準を日本に強制適用するかが問題になっています。日本の会計基準に基づいて日本企業 が儲かったといっても、国際会計基準でないと、海外の投資家が安心して投資できないんです。そもそも国際会計基準はヨーロッパの基準として検討され、 2005年にはEUで強制適用になっています。しかし、世界ではアメリカ基準とEUの国際基準が2大潮流になっていて、それが収斂していかないと、ロンド ン市場とNY市場の2大マーケットに別々の規格ができてしまい、解決しない。アメリカが先送りしているので、日本も様子見をしようとしているのが現状で す。
福田:国際会計基準を受け入れるだけでなく、能動的に関われないのでしょうか。
写真内藤:こ れから日本のマーケットをグローバル化して世界有数のマーケットにしていくことを考えると、日本が積極的に関与していく必要があります。日本人の専門家が IASB(国際会計基準委員会)のなかで重要な構成メンバーであるとの立場をとって、アジアの代表選手が日本だという位置づけとなるよう努める。そして、 ルールを受動的に取り入れるのではなく、むしろ参画することで他の諸国に影響を与え、日本に有利な基準にしていくことまで考えないといけません。日本がボ ヤボヤしていれば、日本にとって代わろうとするアジアの国も多いのです。

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