「第三者」による客観的な評価

08:きたやまようこ-5

●いつでもニコニコ、風通しよく

写真きたやま:人との関係もそうですよね。風通しが悪くてベターっとしているのも嫌だし、逆に良すぎてビュンビュン風が通り抜けると寒々しい。程よい感じがいいですね。
福田:経営でも風通しはとても重要です。
きたやま:風通しが悪いといろいろなことが行き詰りますよね。風通しがいいというのは、流れる風を感じることだと思います。うまく流れていくことが、居心地よく発展していくことに繋がるような気がします。
福田:悪い話は風通しが悪い、良い話は風通しも良いんです。だからこそ壁を取り払うようなことが必要になってくるのですが、コミュニケーションや情報は風通しを良くするために重要になってきます。
きたやま:自分とか人が入り込める程よい空間がないと、伝えたいことも的確に伝わりませんものね。風通しって、「やさしさ」なんだと思います。コミュニケーションでも、やさしくないと人も受け入れてもらえないし、自分も受け入れることができません。やさしさがないとダメですよね。
福田:相手に対する思いやりですね。キャッチボールでも相手の取りやすいところにボールを投げないとうまくいきません。コミュニケーションにおけるわかりやすさもそれと同じだと思います。
最後に、先生はわかりやすさのテクニックは?と尋ねられたら何と答えますか?
きたやま:自分中心で言うなら相手を受け入れようという気持ち、相手に対してなら伝えたい気持ち。「こんにちは」と言ったら「こんにちは」と返して欲しいということでしょうか。
写真福田:なるほど。相互に理解しあえるということですね。
きたやま:そうですね。
福田:一方通行でない、風通しのいいコミュニケーション。
きたやま:それともうひとつ大事なのは、機嫌がいいこと。美味しいものを美味しいねって食べて、ニコニコしていられることだと思うんです。
福田:ニコニコしているというのは大事ですね。暗かったらコミュニケーションできなくなる。
きたやま:ニコニコしている人のところに寄って行きたいと思いますよね。ということは、自分がニコニコしていなければならないんです。

福田:朝から晩までニコニコしてはいられない、などと言わずに我々もニコニコしながらわかりやすいコミュニケ―ションを目指したいと思います。

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