消費者庁の「訪日外国人旅行者向け食物アレルギーのコミュニケーションツール」が、UCDA認証「見やすいデザイン」を取得しました。
全国の自治体を通して飲食店などに配布される予定です。以下、担当者様よりコメントをいただきました。

認証取得の経緯

訪日外国人の方々の食物アレルギーという生命・身体にかかわる重要な情報を、「目につきやすく」かつ「わかりやすく」伝えるために、行政側の視点のみならず、見る側の視点を意識した客観的な評価が必要だと考えました。

制作のポイント

  • 表示する内容を絞り、本ツールにて訴求したい内容を明確化。
  • みんなの文字みんなのピクトを使用し、ネイティブチェックにかけることで、日本人店員と訪日外国人旅行者双方に対する活用性を向上させ、意思疎通を促進させる。
表示言語
・英語 ・中国語(繁体) ・フランス語
・日本語 ・韓国語 ・ロシア語
・中国語(簡体) ・タイ語 ・スペイン語

認証を取得して

今回の資料は、多言語で簡潔に食物アレルギーの注意喚起を行うことを目的として作成したものですが、UCDAのみんなのピクトの活用やデザインのネイティブチェックを受けることなどにより、見る側視点で多国籍にも対応した目につきやすく、わかりやすいポスターとなりました。
インバウンド向けポスターという難しい課題において、ユニバーサルデザインによる客観的評価の大きな効果が得られたものと思います。