日本生命保険相互会社の契約締結前交付書面兼商品パンフレットが、UCDA認証「見やすいデザイン」を取得した事例を紹介します。
以下、担当者様よりコメントをいただきました。
認証取得の経緯
金融機関窓口販売にて取扱っている従来の商品パンフレットは、弊社金融機関対応チーム(全国の金融機関募集人さまの活動を支援)から、よりわかりやすい内容にしてほしいとの意見が多数寄せられていました。
また、昨今の顧客本位の業務運営をふまえた外部環境の変化により、保険募集時の説明のわかりやすさ向上に課題意識を感じていたこともあり、制作担当者にてお客さま・金融機関募集人さまにとって「わかりやすく」「使いやすい」募集文書を作成したいという思いがございました。
そこで、「わかりやすさ」を客観的に評価いただきたくUCDA認証の取得にいたりました。
制作のポイント
「わかりやすく」「使いやすい」を制作のコンセプトとし、具体的に以下2点に取組みました。
①お客さまにとってわかりやすいための、紙面上の改善策
- 商品パンフレット全体の構成を整理し文字数を削減、版面率の確認も実施
- さまざまな見え方を意識した色彩チェックや、ユニバーサルデザインフォントの使用を実施
- コピーライターを活用し魅力ある文章やわかりやすい構成の検討、キャラクターの活用により、読みやすく理解しやすいデザイン・表現を作成
②金融機関募集人さまにとって使いやすいよう、ユーザーの声の取込み
- 弊社職員が疑似募集人として、一般消費者を対象に保険募集の疑似提案を実施したモニター調査
- 複数の金融機関さまや全国の弊社金融機関対応チームへのヒアリング
認証を取得して
制作のポイント②により、お客さまや金融機関の募集人さまにとってわかりづらい点や、募集人さまがどのようにお客さまへ説明しているかを、今までより一層具体的に知ることができ、制作担当者にとって大きな学びを得ることができました。
お客さまのニーズや外部環境は絶えず変化していくため、現状に甘んじずこれからもお客さまや金融機関募集人さまの声を積極的に取込み、お客さまにとってさらに「わかりやすく」「使いやすい」募集文書の制作を今後も追求してまいります。