パスシステムの「お届け情報」でみんなの文字を使用

パルシステム生活協同組合連合会

商品管理本部

 課長 渡邉一則 氏

―パルシステムの「お届け情報」で、みんなの文字が使われていますが、使用に至った経緯を教えてください。

渡邉 パルシステムでは、毎週、組合員の方に商品をお届けしているのですが、商品の確認をしていただくために同封しているのが、「お届け情報」です。この「お届け情報」には、注文いただいた商品明細のほか、ポイントの状況、お問い合わせ電話番号などを掲載しています。これらの大切な情報を見やすくしようと、いままでいろいろなことを試してきましたが、なかなか納得がいきませんでした。ある印刷会社さんから「みんなの文字」を紹介され試してみたら、とても見やすくなったので、去年の6月から変更しました。生協では、いちばん最初に採用したと思います。「みんなの文字」のマークも入れて見やすく変更したことをアピールしています。

 

―「みんなの文字」はどのように違って見えますか。

渡邉 パッと見たときにも見やすいですが、特に小さい文字が見やすいですね。紙面が限られているので、情報が多くなると文字が小さくなりがちです。小さな文字が見やすいので、そこが気に入っています。

 

 ―組合員の方からの反応はありましたか。

渡邉 カタログの裏表紙に、ご意見をいただくコーナーを設けて、月に一度、組合員の方からご意見をお伺いするようにしています。また、インターネットでもご意見をいただいています。普段、このような印刷物については、わかりにくいとか見にくいとかというご意見をいただくことはあるのですが、今回は「見やすくなって助かります」というご感想をいただきました。めったにないことなのでうれしかったですね。

 

 

―カタログや申込書など、他の印刷物にも使用する予定はありますか。

渡邉 いまは「お届け情報」だけなのですが、組合員の方向けの新しい企画もありますので、そのようなものでも検討していきたいと思います。最近は組合員も高齢者が多くなっていますので、見やすいように改善していこうと思っています。カタログは、食べ盛りのお子さんを持つ家庭向けと、子育てがひと段落し社会への関心が高まっている家庭向けの2種類作っています。

 

 

―UCDAについて何かご意見はありますか。

渡邉 UCDAの活動については、ホームページで見ています。「みんなの文字」もそうですが、情報量やデザイン要素についても、問題点を「見える化」する科学的な手法がありますね。これからは、高齢者の方に見やすいように改善するために、文字だけではなくUCDAの知恵を借りてデザイン改善もしていきたいと思っています。

 

 

―本日はどうもありがとうございました。